Lesson 11_Break-even point 損益分岐点って何?

アイルランドに行ったことはありますか?アイルランドと言えば、イギリスのお隣の国ですが、私は、この国の名前を聞くたびに「タックスヘイブン」を思い浮かべます。低い法人税でハイテク企業を誘致して、ハイテク企業も法人税を逃れるために、アイルランドに本社を置くということです。

そのアイルランドに関する面白い記事を見つけました。こちらのニューズウィーク日本語版の記事によると

アップルの税逃れ拠点、アイルランドの奇妙な二重生活

この二重生活ですが、アイルランドの5人に1人は外国の多国籍企業で働いているのですが、職を求めて移住する若者も多くいるのです。2015年の成長率は26%を超えたのですが、これは統計上の数字にすぎないのです。即ち、アップルなどの多国籍企業がもつ知的所有権や特許などが、実体経済にはほとんど貢献しないのですが、統計上GDPを増やしているに過ぎないのです。

そして、現実のアイルランドはホームレスの数は過去最多に上り、家賃高騰で家を追い出される家族も多いそうです。2010年に金融危機に陥り、IMFとEU金融支援を受けましたが、現在も2000億ドルもの債務残高があります。

そんな中、

欧州委員会はアイルランド政府はアップルに130億ユーロ(約1.5兆円)を追徴課税すべきだとの判断を示しました。しかも、IMFなどへの借金返済に充てなくていいと明言しているのです。なんという親心でしょうか。

にもかかわらず、アイルランド政府は即座に、EU司法裁判所への控訴を決めて、アップルから追徴税は取らないという方針です。まあ、確かに追徴課税をすると、アイルランドからこれらハイテク企業が消えてしまうかもしれません。

しかし、「政府は、世界で最も金持ちの企業ではなくアイルランド国民のためにあるべきだ」という考えにも納得できます。


NHKラジオ 入門ビジネス英語 2016年 05 月号 [雑誌]

NHK CD ラジオ 入門ビジネス英語 2016年5月号

 

1. Narrow down

We need to narrow them down to two.

Lesson 8の6でも登場しました。

 

2. Go for

I’d go for the one in the suburbs.

こちらも、Lesson 36の3で登場しています。

 

3. Break-even

Sales at our two stores in Central London have grown. But in terms of profit, both stores are struggling to become break-even.

Lesson 3では、revenueとprofitの違いを解説いたしました。

 

ここでは、break-evenについてご説明をいたします。テキストは「収支とんとん」となっています。これは、profitが出るか出ないかという状態です。損益分岐点という言葉を聞いたことがありますか?文字通り、損するか利益が出るのかの境目の事です。これが、break-even pointなのです。

これをチャートにしました。

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横軸が売上高(Revenue)で縦軸がその売上高を得るために必要なコスト(Cost)です。売上高がゼロでも、あるコストがかかっています。それが、固定費(Fixed cost)と呼ばれています。売上があろうがなかろうが、売上高に関わらず、一定のコストがかかるからです。例えば、お店の家賃は売上に関係なく一定ですが、これが固定費です。

頑張って売り上げが伸びていけば、どこかで、売上高がコストを上回ります。チャートの緑のラインが青のラインを上回った個所です。ここに至るまでは、売上高の線がコストの線の下にあるので、赤字です。この点では、赤字ではなくなりますが、利益もありません。即ち、ここが、損益分岐点です。Break-even pointです。

なお、この考えは、問題があるとする説があります。このチャートによると損益分岐点を超えると、売上高を上げれば上げるほど、利益が出ることになっていますが、現実にはそんなことはあり得ません。このチャートはそれが説明できていません。

詳しく知りたい方はこちらのテキストを参考にして下さい。読むには相当のガッツが必要ですが、素晴らし本です。


高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門

 

4. Contribute

To be honest, I doubt a shop in a suburb would contribute to our name recognition.

発音は[kəntríbjuːt]です。名詞はcontribution [kɑ̀ntribjúːʃən]です。

発音の練習はこちらのテキストを参考にして下さい。

 

5. Similar Expressionsより

shareは例文の様な使い方で良く用いますので慣れて使えるようになって下さい。そして、何のviewなのかを示す前置詞はonです。

3つ目の例文は仮定法です。過去形のwereとwouldが使われているのはそのためです。if you were in Julie’s positionですが、私はin someone’s shoesを使うのが好きです。

 

6. Practical Business Phrasesより

in terms ofは私には思い出深いフレーズです、オンラインレッスンを初めて受けたころ、フィリピン人の先生が、この表現をよく使っていて、ああなるほど、この様に使うのかと勉強になったからです。

contribute toの目的語のriseですが、発音をraiseと混同しないように気を付けましょう。また、何の増加を示す前置詞はinです。

 

7. Words & Phrasesをマスター

❶break evenの使い方ですが、become break-evenの様に名詞として使っても、break evenと動詞として使ってもよいのですね。

❷managementの発音は「マネージメント」ではありません。[mǽnidʒmənt]です。Lesson 3の4でも登場しました。

❸mostの発音はLesson 10(5)の8を参考にして下さい。

 

❹to be honestは知っている人もいると思いますが、to be perfectly honest with youとは、なかなか面白い表現ですね。

❽のsufferの使い方は便利ですので、覚えて使えるようになって下さい。

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